住まい・不動産

“ほぼ東京”の「川口」、荒川を挟んで家賃2割減のお得感

都内に出る必要はない?

 都内の主要繁華街まで大して時間は掛からないのが自慢の川口ですが、都内まで足を運ぶ必要がないほど、買い物環境は良好です。駅前にはそごうを始め、商業・行政施設の「キュポ・ラ」、商業施設「アリオ川口」があり、買い物や映画は川口で完結。商店街の川口樹モール(川口銀座)も賑わっています。マルエツ、オーケー、コモディイイダ、西友、ザ・プライスなど、スーパーもよりどりみどりです。

 荒川沿い方面に足を向ければ、吉永小百合主演の名作『キューポラのある街』で有名になった鋳物工場や、パブリックのゴルフ場があり、無機質なベッドタウンとは一線を画しています。樹モールにはありふれたチェーン店が多く、やや面白みに欠ける面はありますが、単身者にとっては心強い存在でしょう。ファミリーでも単身者でも対応可能な街です。

 冒頭で紹介したCMでは、「荒川の“こっち”と“むこう”というだけで、マンションの価格が25%ぐらい違う」というネタもありましたが、概ね事実。“こっち”の赤羽と“むこう”の川口の家賃相場を比較すると、ワンルーム・1K・1DKでは赤羽が8.29万円なのに対し、川口は6.83万円で、月あたり1万4000円の差はかなりのもの(ライフルホームズ調べ、8月3日時点)。案外穴場といえそうです。

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