今後予定されている「日米通商協議」の話がうまくまとまり、ドル円相場が1ドル=113円の方向へ上昇するようならば、日経平均株価も連動して上昇する可能性が考えられます。私としては今年の秋頃に例えば2万5000円くらいまで上昇する可能性を意識しています。
3つ目の要因は9月の「自民党総裁選」ですが、報道ベースでは、安倍晋三首相の3選が濃厚になってきているようです。
そうなると、安倍晋三首相、麻生太郎財務大臣、黒田東彦日銀総裁の三者によるアベノミクスが当面の間は継続される可能性が高いものと考えられ、自民党総裁選は懸念すべき要因にはならないかもしれません。
以上、私が日経平均株価の今後の展開を考える上で意識している3つの要因についてお伝えしましたが、私はこういった要因も意識しながら、最終的にはテクニカル分析に従いトレードすることが大切だと考えています。
【PROFILE】池辺雪子(いけべ・ゆきこ):東京都在住の主婦。若い頃から株や商品先物投資を学び、2000年からFX投資を始め、これまでに8億円以上の利益をあげている敏腕トレーダー。2007年春、脱税の容疑で起訴、同年夏、執行猶予刑が確定。その結果、所得税、延滞税、重加算税、住民税、罰金(約5億円)を全て即金で支払う。2010年9月に執行猶予が満了。現在は自らの経験をもとに投資、納税に関するセミナー、執筆活動を行っている。トルコリラ/円、ドル/円、他通貨、日経平均株価などの値動きに関する詳細な分析を展開する「池辺雪子公式メルマガ」も発信中(http://yukikov.jp/)。