家計

プロに聞いた100円ショップで「お得な商品」の見分け方

「大手メーカー」と同じ製造元の商品を選ぶ

「100円ショップの商品の中には、大手メーカーの商品を製造している工場と同じところで作っているものがあります。商品の裏に表記されているので、それに気づけたらラッキーです」

 こう話すのは、食器類の問屋街で知られる東京・合羽橋の老舗『飯田屋』の6代目、飯田結太さんだ。

「ぼくが注目するのは、小久保工業所という会社。主に調理器具を製作しています。ダイソーやセリア、キャンドゥなどに卸している業者ですが、同社はホームセンターで販売する商品も作っていて、ユニークな商品も多い」(飯田さん)

 最近ではセリアで販売されている『くるりんカッター』のクオリティーの高さに驚かされたという。

「くるりんカッター」はきゅうり、大根、にんじん、ラディッシュなどいろんな野菜をカットすることができる

「野菜に差し込んでハンドルを回すだけで、らせん状にカットできる商品です。もともとドイツの『ベルナー』というキッチンメーカーから出ていたスパイラルカッターを小久保工業所が上手に作り直したんです。専門店で扱うような商品を100円で作ってしまうから、悔しいですね(笑い)」(飯田さん)

 キッチンアイテム以外にも、サプリメントや携帯電話の充電器などは、大手メーカー製品も製造する工場で作られていることも少なくない。製造元をチェックするとハズレがないことを肝に命じておこう。

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