いくら仮想通貨の未来が明るいからといって、どの通貨でも「買えば上がる」という時代は、そろそろ終焉を迎えるだろう。仮想通貨市場は、まだ成熟に程遠い黎明期にあるが、その観点から中長期の投資を考えるのであれば、この時価総額が大きい4通貨の中から選択するのが得策と考える。
中でも、圧倒的な時価総額のビットコインが、今後も中心となって仮想通貨市場を牽引していく流れは続くだろう。その後をイーサリアムとリップルが追う展開が続いていきそうだ。
今後の流れでいえば、SBIホールディングスの子会社で仮想通貨取引所「VCTRADE」を開設したSBIバーチャル・カレンシーズがリップルの売買に注力しているので、リップルにさらに注目が集まるかもしれない。
また、2018年に入って、イーサリアムを利用したブロックチェーン・ゲームが米国で人気を博しており、日本でも近々このゲームのサービスがスタートするといわれる。それが日本でも人気を博すようなら、イーサリアムの注目度が高まることも予想される。
現状では、まだ時価総額に格段の差があるが、将来的にビットコインと肩を並べる存在になるとしたら、イーサリアムかリップルの可能性が高そうだ。