日本国内で流通している中国産なら、安心といってよさそうだが、一方で、日本の検疫所で検査する食品は、日本への総輸入量の約1割しかなく、不安もぬぐえないと、食品問題研究家の垣田達哉さんは言う。
「検疫しているといっても、圧倒的に数が少ない。そうなるとやはり国産の方が安心だと考えがちですが、2015年には栃木県産のいちごも農薬の基準値を超えて問題になったこともあります」(垣田さん)
国産といっても、必ずしも安全ではないと知っておいてほしい。ただ、産地を気にするあまり食の選択肢が狭まるよりは、幅広く食を楽しんだ方がいいだろう。
※女性セブン2018年8月23・30日号