歌手のGACKTや歌舞伎役者の市川海老蔵ら、多くの著名人が購入や事業参入を公言し、話題になっている仮想通貨。しかし、実際はどんなものなのか、本当にもうかるのかなど、知らないことだらけ。そこで今回は、今さら人に聞けない仮想通貨の基本の「き」を紹介しよう。
「紙幣や硬貨こそありませんが、仮想通貨もお金です。正しくは、お金のような機能を持つデジタルデータなので、パソコンやスマホなどから手続きや売買をします。物やサービスと交換でき、貯蓄も可能。今後は仮想通貨を利用できる店が増えるはずです」
こう話すのは、マネーコンサルタントの頼藤太希さんだ。
そもそも日本では2017年4月に改正資金決済法が施行されて仮想通貨が定義された。仮想通貨の売買などを行う仮想通貨交換業者が登録制となり、利用者保護のための規定も定められた。つまり、不透明な部分をなくすよう法整備がされたのだ。
2017年1月に10万円で買ったビットコイン(仮想通貨の1つ)が同年末には20倍以上の価値になるなど、誰でも金持ちになれる可能性があると話題になる一方で「相場が変わりやすいので気軽に手を出すのは危険」と、ITジャーナリストの三上洋さんは言う。
ここでは8つのQ&Aで、今さら人には聞けない仮想通貨の基本を紹介する。
【Q1】仮想通貨ってお金なの?
【A】紙幣や硬貨はないけれど お金の一種。