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【ドル円週間見通し】9月末の追加利上げを想定、底堅い展開か

・9月3日-7日週に発表される主要経済指標の見通しについては以下の通り。

○(米)8月ISM製造業景況指数 4日(火)午後11時発表予定
・予想は、57.6
 参考となる7月実績は58.1で6月の60.2から低下した。輸入関税が供給網を圧迫する兆候がみられる。7月の新規受注指数は60.2で6月の63.5から低下した。8月については、関税の影響で輸出が圧迫される可能性があることや、投入価格の上昇などが予想されることから、製造業景況指数は年末にかけてやや低下する可能性がある。

○(欧)7月ユーロ圏小売売上高 5日(水)午後6時発表予定
・予想は、前月比+0.3%
 参考となる6月実績は前月比+0.3%。食品・飲料・たばこ、ネット販売が伸びた一方、衣料品・靴類は低迷。国別ではドイツ、スペインの伸びが好調だった一方、フィンランド、エストニア、ポルトガルの減少が目立った。7月については、ネット販売の増加が予想されていることや6月に売上高が減少した国の一部で反動増が予想されることから、上げ幅は6月実績の+0.3%と同水準となる見込み。

○(米)7月貿易収支 5日(水)午後9時30分発表予定
・予想は、-475億ドル
 参考指標となる7月の前渡し商品貿易収支は-722億ドルで赤字幅は6月の-679億ドルから拡大した。7月については、財の輸出額が伸び悩む可能性があること、輸入額は6月実績の2602億ドルと同水準となる可能性があることから、月間の貿易収支はやや悪化するとみられ
る。

○(米)8月雇用統計 7日(金)午後9時30分発表予定
・予想は、非農業部門雇用者数は前月比+19.1万人、失業率は3.9%
 非農業部門雇用者数は反動増が予想されるが、失業率は横ばいとなる見込み。市場が注目する平均時給の伸び率は、労働市場における需給ひっ迫などの理由で前年比+2.8%と予想されているが、市場予想を下回る伸び率にとどまった場合でも、賃金の上昇基調が維持されていると判断された場合、ドル買い材料となる可能性もある。

○主な経済指標の発表予定は、6日(木):(米)8月ADP雇用統計、(米)8月ISM非製造業景況指数、7日(金):(欧)4-6月期ユーロ圏域内総生産確報値

【予想レンジ】
・110円00銭-113円00銭

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