さらに、遺産総額を抑えるには、相続財産のうち4割近くを占めるという、土地がポイントとなる。
「現金や預貯金残高などは計算ですぐ出せますが、土地の評価は難しく、正しく評価されていないケースが多くあるのです」(同前)
土地の評価は路線価方式や固定資産税評価額(自宅の場合)をもとに計算されるのが基本だが、土地がいびつだったり、土地の前の道が極端に狭かったりするなど、「クセが強い土地」は、評価を間違えられやすい。すでに相続税を納めている場合でも、一定の評価減が認められれば、申告から5年以内なら過払い分が戻ってくる可能性は高いという。
※女性セブン2018年9月13日号