3月決算企業の中間期末にあたる9月は、3月に次いで株主優待が多く、投資の楽しみが大きい時期だ。ここでは、10万円以内の資金で狙える注目の株主優待5選を紹介しよう(株価は9月上旬現在)。
芸能人や文化人が劇的なダイエットに成功するCMで有名なRIZAPグループ(2928)は、グループ企業の商品に引き換えられるポイント制の株主優待を実施している。なにしろ傘下にはアパレルや雑貨、化粧品や健康食品、革製品、和装品、ジュエリーを扱う企業のほか、出版社やレジャー施設などがあるので、選べる商品はバラエティ豊かだ。
選択できる商品は、低糖質食品や健康食品、雑貨、コスメ、ゴルフ用品、本、バッグ、宝飾品など300点以上に達するうえ、優待ポイントは最大3年間積み立てられるので、少額の投資でも時間をかけて高額商品を狙うことが可能だ。しかも、2018年9月は、創業15周年を記念した特別優待が実施されている。通常よりも2000~4000円相当分のポイントが加算され、最低単元の7万円程度の投資で4000円分のポイントがもらえることになる。
【RIZAPグループ(2928)】
自社グループ製品などと引き換えられる株主優待ポイント……100株以上200株未満:2000ポイント 200株以上400株未満:4000ポイント 400株以上800株未満:6000ポイント(保有株数に応じて最大14万4000ポイントまで増額、2018年9月のみ保有株数に応じて2000~4000ポイント増額、9月末、3月末、年2回)
家電量販店のヤマダ電機(9831)も、店舗で使える割引券が年2回、5万円程度の投資で獲得できる定番の人気優待だ。使えるのは買い物1000円ごとに500円券を1枚と限定されており、無料の買い物はできないが、最大で半額にすることは可能だ。店舗によっては日用品や雑貨、おもちゃなど幅広い品揃えがあるので、家電以外の買い物にも活用できる。優待は年2回で、長期保有株主には追加もあるので、2年以上保有すれば5万円程度の投資でも年額で5500円分の優待を受けられる。
【ヤマダ電機(9831)】
自社店舗で使える割引券……100株以上500株未満:2000円分(3月は1000円分) 500株以上1000株未満:3000円分(3月は2000円分) 1000株以上1万株未満:5000円分 1万株以上:2万5000円分(9月末、3月末、年2回、長期保有で最大2000円分追加)