クレジットカードの「リボ払い」の最大のメリットは、月々の負担が軽くなることだが、その一方で実質年率13~15%という高い金利手数料がつく。クレジットカード会社はここから上がる利益に着目し、積極的に顧客にリボ払いへの切り替えを進めるようになっている──。
双子を育てる記者M(42才)は悩んでいた。2人の子が同時に中学に入学したため、制服代、塾代、部活費用などがダブルでかかり、クレジットカードの1か月の請求金額が30万円を超えてしまったのだ。
そんな悩みを見透かすように、クレジットカード会社から「今月のお支払いがピンチなかたへ。毎月のお支払い金額をほぼ一定にして、月々の負担を軽くできます」という案内が。早速、電話をしてみた。
「次回の支払いが難しくて」と言う記者Mに対し、オペレーターの女性は明るい声で、「Mさまなら次回の支払いからリボ払いに変更可能です。リボ払いなら、月々約3万円の返済額になります」と言う。
記者Mのカードは、支払日の4営業日前までなら、リボ払いに変更ができたのだ。これなら1年未満で返せる。さらに金利手数料について聞くと、「通常は14.5%ですが、お買い物した日ではなく、カードの締め日から計算します」とのこと。意味がわからない。なので、具体的な金利手数料を計算してもらった。