数ある外食チェーンの中で、スパゲティーとピザを中心としたカジュアルなイタリアン料理で人気なのが「ジョリーパスタ」だ。外食チェーンに詳しいフリーライターの小浦大生氏はこう説明する。
「ジョリーパスタは『すき家』や『なか卯』などを運営するゼンショーグループのイタリアンレストランチェーン。全国で230店舗以上が営業しており、イタリアンの外食チェーンとしてはサイゼリヤに次いで業界2位の規模です」
シンプルなものから、オリジナリティーの高いものまで、バリエーション豊富なスパゲティーが最大の特徴だ。
「トマトソース系、クリーム系、ペペロンチーノ系といったイタリアンの定番から、和風パスタ、ミートソースなど、日本のファミレスらしいメニューまであるので、幅広い客層に支持されているといえるでしょう。その分、価格帯も広めです」(小浦氏)
スパゲティーメニューで最も安いのは、「ボローニャ名物 ミートソース」「ベーコンとオニオンのペペロンチーノ」「あさり生姜スープ仕立て」「たらこ」の630円(税別、以下同)。その一方で、「魚介たっぷりペスカトーレ」や「海の幸の辛口トマトスープ」は1090円で、千円超えのメニューもある。
「季節の限定メニューでは1200円超えのものもあります。もちろん低価格メニューも魅力ではありますが、選択肢が多いというのはうれしいところ。ワインなんかを飲みつつ、ちょっと豪華に食事を楽しむこともできます」(小浦氏)