2014年に「トラッド目白」が完成
目白といえば、まず思い浮かべるのは学習院大学。皇族が通われる大学だけに、“上品”というイメージが強く、実際に街には高級感が漂っています。まず、駅前にパチンコ屋がありませんし、怪しい店もありません。「目白で騒げば、学習院の名前に傷がつく」という自制心が働くのでしょうか、学習院の学生も大人しくしています。駅前には昭和の雰囲気そのままのビルが長らく建っていましたが、ついに取り壊され、2014年に「トラッド目白」が完成。オシャレな飲食店や、高級スーパー「クイーンズ伊勢丹」が入り、いかにも生活に余裕がありそうな方々が利用しています。
山手線は、1駅ごとにその顔がガラリと変わるのが魅力ですが、目白はその典型の駅。池袋は東京を代表する繁華街、高田馬場は東京を代表する学生街で、どちらも非常にざわついた、猥雑な香りがする街ですが、そこに挟まれた目白は見事に静寂が保たれており、喧騒とは距離を置いて生活できます。何でも揃う池袋と、飲み屋やラーメン屋などが充実した高田馬場の良いとこ取りをしながら、家に帰れば静かに暮らせるのはかなりの贅沢です。
家賃相場は、山手線沿線ですので、ワンルーム・1K・1DKで8.82万円(ライフルホームズ調べ、9月11日時点)と、さすがに高めですが、西に向かって山手通りにぶつかるあたりまで歩いたあたりや、鬼子母神がある雑司が谷付近には、築年数が経過した物件も多数。静かで落ち着いた暮らしと、都心部へのアクセスの良さのバランスが良い街です。