「父親が単身赴任する場合は、全国に支社がある大企業に勤務していると考えられます。高収入の親の子供の学力が高い傾向にあることが、形を変えて確認されたということでしょう。母親が単身赴任の家庭はそもそも割合が非常に少ないのですが、母親が単身赴任で父親も多忙となると、学力以前の問題として、親子で過ごす時間や会話が不足している可能性もあります。子供の勉強に親が関心を持ってあげなければ勉強へのモチベーションが上がらず、学力も上がりにくいということは考えられます」
とはいえ、実際の受験現場では父親の口出しが仇となるケースも多いという。
「最近はイクメンに代表されるように男性にも子育て意識が高まっています。しかし中学受験の現場では、父親が不用意に口を出して夫婦関係がこじれて揉めるケースが多い。普段は何もしないのに都合のいい時だけ口出ししたら、子供も反発するので要注意。家庭内では夫婦の役割分担が大切です」(おおたさん)
※女性セブン2018年9月27日号