投資

レバレッジから税金まで 仮想通貨トレーダーが注意すべきポイント

 通常、取引所でのビットコインの売買は手数料がかからない。だが、レバレッジ取引では手数料がかかることも留意点だ。その手数料率は、大手交換業者で1日当たり0.04%、1年間だと約16%に及ぶ。つまり、仮想通貨価格が1年間で16%以上値上がりしないと、レバレッジ取引では損をすることになるのだ。

 そして何より注意が必要なのが、税制面だ。株式や為替などの金融商品取引では、値上がり益については一律20%課税、損失の繰越控除が3年間可能となっている。一方、仮想通貨の場合はこうした税制メリットが受けられず、雑所得として確定申告しなければならない。

 雑所得は、給与所得などの他の所得の金額と合計して総所得額を計算したあと、納税額を算出する。結果的に、仮想通貨取引での利益は、所得に応じて5~45%の累進税率がかかることになる。仮想通貨で大きく儲けた人は、その利益に対して高い税金がかかることを意識しておかないと、翌年に税金が払えなくて頭を抱えてしまうような事態を招く恐れがあるのである。

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