9月21日のNYダウ指数は4日続伸、2日連続で過去最高値を更新した。一方、NASDAQ総合指数は反落しており、8月29日に記録した過去最高値まで、1.5%ほど差がある。米国債10年の利回りが3%超えてきており、高金利に弱い高PER銘柄が影響を受けている。そのため、NASDAQ総合指数は足元で上値が重くなっている。
NASDAQの主要銘柄で、世界最大の時価総額を誇るアップルの株価変動は個別銘柄だけでなく、投資家心理全体に影響を与えるため、注目度が高いが、足元では9月4日に終値ベースの最高値を更新した後、押し目を形成している。今後の動向が気になるところである。
スマートフォン市場において世界最大規模の中国では、北京時間9月14日15時01分、iPhone Xs、iPhone Xs Maxの予約販売が開始され、21日にはオンライン、店頭ともに正式に販売が開始された。
これまでアップルの新製品が発売されるとその販売開始日にはアップルファンが大勢徹夜で店頭に並ぶ光景が見られたが、昨年のiPhone8販売開始時には人影はまばらであり、また、今回もかつての熱狂は戻っていないと複数の中国本土マスコミが伝えている。
たとえば、国際金融報の記者は21日、上海のアップル販売店(4店舗)を取材しており、その時の状況を伝えている。午後1時の浦東店では、店内は多数の人でにぎわっているものの、予約者が並ぶ列は短く、並び始めて2分ほどで商品を手にしていた。店員によれば、列に並ぶ顧客の多くがApple Watchの受け取りであると話していた。南京東路店でも同様な状況であったと伝えている。
一方、これらの店舗よりは立地の悪いアップル環貿iapm店では午後3時、店舗在庫があり、その場で買うことができたようだ。香港広場店では最高スペックとなるiPhone Xs Max(512G)以外は、予約なしでもその場で買うことができたようだ。午後4時には列に並ぶ客はいなくなっていたそうだ。