「放っておいた」という人も多い。子どもに砂を掛けられたNさん、高校野球のMさんはいずれも、「普段は見えない場所だから何もしなかった」とのこと。運転焼けのAさんも、「人に会う仕事ではないので、特に気にしなかった」という。
一方、ヘンな日焼けを積極的に利用したのは“麻雀”のOさんだ。Oさんは当時、独立したばかりで、営業活動に奔走する日々。営業トークのとっかかりとして、自らの日焼けをネタにしたのだ。Oさんが振り返る。
「インパクトがありすぎたので、直後は会う人ほぼ全員に日焼けのことを聞かれました。中には、『海に遊びに行くヒマがあっていいね』なんて皮肉を言う人もいましたが、基本的にはみんな笑顔で話を聞いてくれましたし、ユニークなヤツだと思われてトークも弾み、営業的には間違いなくプラスだったと思います」
トラブルを転じてチャンスに変えるとは、まさにビジネスマンの鑑。ただし、「年齢とともに治りにくくなるので、今後は気をつけたいと思います」(Oさん)とのことだ。