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【日本株週間見通し】バブル後高値水準、為替次第で一段高も

 また、今週は国慶節で上海市場が1日から5日まで5日間休場(香港市場は1日のみ休場)となることから、中国株の影響が見込まれないこともポイントだ。一方、日経平均に比べて出遅れ色が強かったTOPIXは、9月25日に5月高値1819.74ポイントを更新して年初来高値の1月23日の1911.31ポイントを目指す展開となっている。物色的には三菱UFJ<8306>などメガバンク、トヨタ<7203>など自動車株、富士通<6702>など大手電気といった1月高値銘柄の水準が切り上がるかどうかに関心が向かうほか、ノーベル賞の発表などで中小型の個別材料株の動きが注目されるだろう。

 今週の主な国内経済関連スケジュールは、1日に9月日銀短観、9月新車販売台数、2日に9月マネタリーベース、9月消費動向調査、5日は8月家計調査、8月毎月勤労統計調査、8月景気動向指数、日銀の生活意識に関するアンケート調査が発表される。一方、米国を含む海外経済関連スケジュールでは、1日に米8月建設支出、米9月ISM製造業景況指数、2日にパウエルFRB議長講演、3日に米9月ADP雇用統計、米9月ISM非製造業景況指数、5日に米8月貿易収支、米9月雇用統計、米8月消費者信用残高が予定されている。

 このほか、国内外で予定されているイベントとして、1日は、国内の全証券取引所が売買単位を100株に統一、中国国慶節(7日まで)、ノーベル生理学・医学賞発表、米カナダ間のNAFTA再交渉期限、日経平均株価の定期銘柄入れ替え実施・新構成銘柄での算出開始、タバコ増税、2日は、ノーベル物理学賞発表、自民党役員人事、内閣改造、米マイクロソフトがイベント開催(ニューヨーク)、3日は、ノーベル化学賞発表、4日は、証券投資の日、6日は、築地市場で最終市、7日は、ブラジル大統領選挙などが計画されている。こうしたなか、10月1日公表の9月日銀短観について、ニッセイ基礎研究所は、9月14日のレポートで大企業製造業の業況判断DI(最近)は1ポイント上昇の22と予想。大企業製造業で、わずかながら3四半期ぶりの景況感改善が示されると予想している。一方、大企業非製造業の業況判断DIは22と前回から2ポイントの悪化を見込んでいる。

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