黒田さんの「メルカリ終活」はいいことずくめだが、思い出の詰まった物、使い古した物を他人に売ることに抵抗がある、という人もいる。
「使い古した物でも、他人にとってはお宝だというところにメルカリの魅力があります。最近は絣や友禅などの着物の端切れを売りました。なかなか売れないと思っていたのに、購入されたかたは、バッグやテーブルクロスを作りたいと言って、買ってくれました。売り上げは、これまで10万円ほどになりました。不用な物がお金になったと思えば、大したものです」(黒田さん)
お金も思い出もしっかり残す。これが終活のトレンドになるかもしれない。
※女性セブン2018年10月18日号