「賃貸物件においてもデコレーションやカスタマイズは当たり前のものになりつつあります。たとえば『この壁一面を自由にカスタマイズしてもいい』という物件を用意すれば、非常に多くの入居希望者が集まるのではないでしょうか。また部屋探しについても、これからはスマートキーなどを駆使していつでも内見ができるようなサービスがさらに充実していくと考えています」
総じて、入居者にとっての「自由」がキーワードになりそうな今後の賃貸市場。結果として不動産会社が従来のような案内役ではなくなり、ごくシンプルに「いい条件の物件を提供する」という役割に特化するのも、そう遠い日ではないのかもしれない。
◆取材・文/曹宇鉉(HEW)