この秋、またしても生活関連商品やサービスが値上げする。今年は春から冷凍食品や納豆、ビールなどの食品に嗜好品、公共料金まで幅広い分野で値上げが実施され、家計に打撃を与えただけに、ダメージは大きい。
「これでは、ちょっとやそっとの節約では追いつきません」という節約アドバイザーの丸山晴美さんに、家計を助ける節約ワザを聞いた。
節約しづらい教育関連費も高騰している。たとえば子供の習い事。公文は月額会費(1教科)が、幼児・小学生6480円→7020円に。また、東京・神奈川は7560円になる。ヤマハのピアノ(アップライトYUS1)は、93万9600円→97万2000円に値上がりする。
「公文は10月から27年ぶりに値上げされます。市販のドリルを買って自宅での学習に切り替えるか、塾や習い事を1つにまとめるなどの検討も。習い事を続ける必要があるかは、半年単位で見直すようにしましょう」(丸山さん)
今まで無料だった銀行の引き落とし手数料も有料になる。新生銀行のコンビニ・他行ATM手数料は、口座があれば無料→新生スタンダードなら1回当たり108円に変わる。また、ゆうちょ銀行のATM電信振替(ゆうちょ銀行口座間送金)は、月3回目まで無料→1回のみ無料へと変わる。
ただし、利用者ランクを上げれば、手数料無料の回数が増える場合もある。また、親子間で送金する場合は、こんな方法も。
「銀行で親が子に送金する場合、親が通帳を持ち、子供にキャッシュカードを持たせておけば、親はATMの入金手続きで送金できるので、手数料はかかりません」(丸山さん)