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【ドル円週間見通し】不安定な米長期金利や株価動向を警戒

・10月22日-26日週に発表予定の主要経済指標の見通しについては以下の通り。

○(欧)ユーロ圏マークイット10月製造業PMI 24日(水)午後5時発表予定
・予想は53.0
 参考となる9月実績は53.2に低下し、市場予想を下回った。製造業の輸出受注が落ち込んだことなどが影響したようだ。10月については、貿易摩擦や英国の欧州連合(EU)離脱が欧州諸国の企業活動に影響を及ぼすことから、9月実績をやや下回る可能性がある。

○(米)9月新築住宅販売件数 24日(水)午後11時発表予定
・予想は、63.0万戸
 参考となる8月実績は62.9万戸、前月比+3.5%。市場予想に近い数字だったが、7月の販売件数は下方修正された。9月については、住宅ローン金利の上昇や貸出基準の厳格化などの影響で8月実績に近い数字となる可能性がある。

○(欧)欧州中央銀行(ECB)理事会 25日(木)午後8時45分結果発表
・予想は金融政策の現状維持
 9月13日開催のECB理事会の議事要旨によると貿易摩擦は経済成長を抑制し、株安が市場の不安を高めても、一部メンバーは金融政策の正常化を撤回させるほどではないとの認識を示していた。今後数年のユーロ圏インフレについて、徐々に上昇する基調にあるとの見通しは共有されており、現行の金融政策をただちに変更する必要はないとみられる。

○(米)7-9月期国内総生産速報値 26日(金)午後9時30分発表予定
・予想は、前期比年率+3.3%
 参考となる4-6月期確報値は前期比年率+4.2%で改定値と変わらず。アトランタ地区連銀の経済予測モデル「GDPNow」は、10月17日までに公表された経済指標を基に前期比年率+3.9%と推計している。政府支出の伸びがやや鈍化していることから、7-9月期の成長率は4-6月期の実績をやや下回る可能性が高い。

○主な経済指標の発表予定は、23日(火):(欧)10月ユーロ圏消費者信頼感、24日(水):(独)10月マークイット総合PMI、(米)10月マークイット総合PMI、(米)地区連銀経済報告公表、25日(木):(米)9月耐久財受注

【予想レンジ】
・111円00銭-114円00銭

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