ただし、クラウドワーキングの多くはパソコンを使った事務作業なので、ワードやエクセルなど、最低限のパソコンスキルが必要となる。そのため、キャリアコンサルタントの上田晶美さんはこう続ける。
「子育て中は在宅でクラウドワーキングを行い、子育てがひと段落したら、パソコン作業の経験を生かし、社会復帰する人も少なくありません」
在宅でもキャリアを積める時代になったのだ。以下に、「在宅ワーク」の職種の一部を紹介しよう。
【テープ起こし】
難易度：★★★☆☆ 1本1時間で2000円～
出版社のインタビューテープなどを文字に起こす仕事。クライアントから音声データを受け取り、ダウンロードして音声を聴きながら、パソコンを使って文字に起こしていく。納期は3営業日程度。所要時間は、通常1時間の録音テープに対し、慣れている人で約3時間。クライアントによっては、能力に応じて昇給もあり。
【インターネット上の情報収集】
難易度：★★☆☆☆ 30～500円程度
インターネット上のデータを収集する作業。例えば、提示された条件・エリアの駐車場をグーグルマップの航空写真から探して集めたり、全国の自治体の公式サイトから、指定された情報を集めて決められたフォーマットにコピー＆ペーストしていく仕事などがある。単調だが注意力が必要。
