住みたい街「68位」なのはなぜ?
都内屈指のオシャレタウン・代官山ですが、SUUMOの「住みたい街ランキング2018」では68位で、川口や練馬、府中よりも下です。ランキングには、恵比寿が2位、渋谷と中目黒が11位に入っており、これらに票を食われた結果が68位という数字になって表れたといえそうです。
街に建つ美容院、洋服屋、雑貨店、飲食店は、どれもこれもセンスの良さが際立つデザインになっており、服装にまったく無頓着な“おのぼりさん”などは、気後れしてしまいそうな雰囲気さえあります。街のランドマーク「代官山蔦屋書店」には、いかにも意識の高そうな方たちが集っています。
とはいえ、日常の買い物環境はそれほど便利とは思えず、ワンルーム・1K・1DKの家賃相場が12.82万円(ライフルホームズ調べ。10月11日時点)と、都内でも最上位クラス。となると実際に住める人は限られてきそうです。それでも、サンダル履きで蔦屋書店や代官山アドレス、ヒルサイドテラスなどでくつろげば、“東京の最先端にいるワタシ”を味わえることは間違いありません。「代官山に住んでいる」と言えば、周囲に羨望の眼差しで見られること間違いなし。経済的に余裕があって、ファッションやトレンドに非常に興味がある人なら真っ先に検討すべき街ですが、その2つの条件を満たさない人にはまったく無縁な街でしょう。