3人寄れば文殊の知恵ならぬお墓の話──本誌・女性セブンがこのたび20~70代の男女570人(女性508人、男性62人)に実施したアンケートでは、実に55.4%の人がお墓について悩んでいた。
お墓について悩んでいる人を対象に、どんなことを悩んでいるか(悩んでいたか)聞いたところ、「代々のお墓を維持することが難しい(墓参りに行けていない等)が28.7%、「子どもたちがお墓を維持してくれるかどうか(墓参りをしてくれるかどうか)」が21.0%、「自分の入るお墓が決まっていない」が17.6%、「代々のお墓(夫側)に入りたくない」が16.1%、「代々のお墓(自分の実家側)に入りたくない」が13.9%、「そのほか」が2.7%という結果だった。
そのほか「墓じまいや改葬、新たにお墓の購入を考えたことはありますか?」の問いには63.8%の人が「ある」と回答。納骨堂や散骨、樹木葬などを検討しているという。また、急速に増えつつある「納骨堂」については、58.8%が違和感はないと回答。お墓についての意識は、時代とともに大きく変化しつつあるようだ。
皆はお墓についてどんな不安や悩みを持っているのか。その他に寄せられた様々な声を紹介しよう。
◎過疎化している地域にも若い人はある程度います。そんな中で田舎でもお墓参りに行けるような環境を考えてほしい。田舎のお墓は山の方にあり、お墓まで行くのが億劫になってしまいます。(38才・女性)
◎実家は西本願寺系の檀家ですが、お寺の紹介なしに本山への納骨ができるのであれば、墓を作らず、本山への納骨を考えたいです。(63才・女性)
◎お墓はなくても問題ありませんか? 絶対に必要ですか?(54才・女性)