楽しみながら節約できるのは素晴らしいこと。一方では大変な苦労をして節約している人もいる。タカシさん(40代・メーカー)のランチタイムは大忙しだ。
「私の会社は超一等地の最新オフィスビルに入っていますが、そこに入っているレストランは値段が高すぎて、私にはまったく手が届きません。周囲も高級店ばかりなので、やむなく定期で2駅移動し、学生街の定食屋でいつも昼ごはんを食べています」
最後に酷すぎる話を1つ。流通系の某大手企業で働いていたリュウイチ(30代)さんは、信じられない経験をしたそうだ。
「給湯室でカップラーメンにお湯を入れ、トイレに行って戻ってきたら、カップラーメンを盗まれていました……」
犯人はカップラーメンだけでなく、フタを押さえていた割り箸と、出来た後に入れるスパイスまで盗んでいったのだそう。他人の物を盗むとは問答無用だが、リュウイチさんは、「こんな奴らと一緒に働いているかと思うと情けなくて……怒りより悲しみの方が大きかったです」と語っている。ちなみに彼は、その後ほどなく転職したそうだ。