【6位:ネオス(東証1部・3627)】
・黒字転換見通しの「キャッシュレス」関連
ネットサービス化に対応した法人向けのソリューション事業、キャラクター資産とクリエイティブ力を強みにBtoCサービスなどを展開するコンテンツ事業、ネットサービスの入り口となるデバイスを提供するデバイス事業が3本柱。ソースネクスト(4344)が今年9月に発売した通訳機「ポケトークW」の製造を受託したほか、フィンテック関連のマネーフォワード(3994)などと業務提携し、「キャッシュレス」関連としても注目が高まっている。
今期(2019年2月期)は前期赤字から黒字転換する見通しで、株価も10月までの約3か月間で3倍に急騰しているが、まだ上値が追えるだろう。
【7位:バリューデザイン(マザーズ・3960)】
・「キャッシュレス」関連の成長期待銘柄
自社ブランドのみで利用できるハウス電子マネー、ギフトカードやポイントカードの発行などを飲食・流通業を中心に提供。導入者数・店舗数ともに国内最多で、アジア地域6か国でもサービスを展開している。りそなグループが2018年11月以降に提供開始予定の「りそなキャッシュレス・プラットフォーム」をトータルサポートするのが注目ポイントだ。
今期(2019年6月期)は次なる成長に向けた投資計画を前倒しして先行投資費用を計上するため赤字見通しだが、その先の成長に期待したい。
【8位:サインポスト(マザーズ・3996)】
・「無人レジ」関連の要注目銘柄
米国や中国などで広がりを見せつつある「無人レジ」の決済システムなどを手がける。今年10月にJR東日本グループが東京・赤羽駅で、同社が独自開発した人工知能「SPAI」を活用したAI無人決済システム「スーパーワンダーレジ」の実証実験を開始。またJCBと共同で実証実験も進めている。業績は堅調に推移しており、株価も右肩上がりの上昇トレンドにある。
【9位:ロゼッタ(マザーズ・6182)】
・「インバウンド」の追い風が当面見込める
人工知能を利用した超高精度自動翻訳の開発を行ない、国内有数の翻訳エンジンを開発。2020年の東京五輪に向けて「インバウンド」の高まりが予想されるが、訪日外国人の増加はそこから、さらなる増加が予想される。同社の需要拡大もまだまだ期待できるだろう。足元の業績も大幅な増収増益が続いているが、今後を見据えれば、株価も順調に上値を追う公算が高い。
【10位:テクノホライゾン・ホールディングス(ジャスダック・6629)】
・「教育現場のIT化」の進展が追い風
光学事業、電子事業を展開し、IT化が進む教育現場をはじめ、自動化ニーズが進むFA(ファクトリーオートメーション)市場、高度化が求められる医療市場などで業績を拡大。連結子会社が電子黒板サービス事業などを手がけ、特に教育現場のIT化による追い風が期待できる。株価もチャートなどを見ると、中期上昇トレンドの初動と考えられる。