ようやくトヨタも20年遅れで重い腰を上げたわけだが、今まで4系列を維持できていたのが奇跡的であり、本来、あり得ないことなのだ。
すでに自動車販売店は家電量販店と同様に、新車販売よりも車検などの点検・整備や修理で儲けるという構造になっている。だが、AI(人工知能)やIoT(モノのインターネット)の進化により、近い将来は自動車が自ら「プリベンティブ・メンテナンス(予防整備)」が必要な時期や部品を知らせてくれるようになる。要は、新製品もセールスマンも販売店も要らない時代が到来するのだ。
※週刊ポスト2018年11月9日号