「キャリーオーバー発生時のみ」購入も可能
今回のネット販売解禁には古くからの宝くじファンも歓迎の様子だ。宝くじ購入歴、10年以上の40代会社員の男性Aさんはこう話す。
「以前はジャンボ宝くじが発売されるたびに、チャンスセンターで並んで買っていたんですが、最近はテレビCMなどを見かける機会が減ったこともあって、買い忘れることも多かったんですよ。でも、ネットで買えるようになれば、思い立った時にすぐ買えるので、楽しみは今まで以上に増えていくような気がします」
また、当せん金が自動振込になることをありがたく感じているのは、50代の女性Bさんだ。
「宝くじはよく買うんですが、当せん結果が出る頃には買ったことを忘れてしまっていることも多い。だいぶ後になって、宝くじを買っていたことを思い出しても、“どうせ当たっていないか”と思って、当せん番号を調べないままにしているものもあります。もしかしたら、すごくもったいないことをしているかもしれないわけですが、当せん金が自動で振り込まれるなら、買ったことを忘れていても大丈夫なので、安心です」
また、買う条件を設定して、「継続購入」することも可能だ。たとえば、ジャンボ宝くじであれば、「連番」「バラ」などで枚数を設定しておけば、ジャンボ宝くじが販売されるたびに、その条件で購入することができる。一方、ロトでは「毎週」「月1回」「キャリーオーバー発生時のみ」などの購入頻度を設定したうえで、「自分で選択」「ランダム選択」「クイックピック」「お気に入り数字から選択」などの条件で数字を6つ選んで購入可能だ。数字選択式の宝くじのファンだという30代の男性Cさんは言う。
「ロトやナンバーズを条件付きで自動購入できるのは、面白いと思います。私は、ロトを買う時はいつもお気に入りの番号を買うのですが、たまに当せん番号を見ていて『当たっていたかも?』と思う時があって、ちょっと後悔することも。だから、今回のネット販売解禁をきっかけに、『キャリーオーバー発生時のみ』『お気に入り番号から選択』の設定で、継続購入することにしました。これで“買っておけばよかった”が無くなることを期待しています」
ネット販売の解禁で、より幅広い買い方を手軽に実践できるようになった宝くじ。楽しみ方はますます広がっているようだ。