家計

結婚式、七五三… 11月の家計の「特別出費」をどう乗り切る?

11月は気候がいいため結婚式も多いシーズン。ご祝儀貧乏には要注意(イメージ)

 年末年始に向けて、なにかと出費が増える季節。12月には忘年会や帰省など、わかりやすい「特別出費」があるので備えやすいが、油断していると11月の家計もまさかの大赤字なんてことになりかねない。師走を前に、11月の“特別出費”とその対策法を紹介しよう。

●結婚式
 10~11月は気候がいいため、1年で最も結婚式が増える。お祝い金が手痛い出費にならないよう予算を決めて、二次会や三次会にずるずると出席しないこと。ご祝儀も、事前に親戚同士で話し合い、金額を一定にすれば大盤振る舞いしなくても済む。式場が遠方の場合は、早割で交通機関のチケットを確保する、夜間の高速バスを活用して宿泊費を浮かすなどの工夫を。

●七五三
 記念撮影や衣装、食事など、お祝い事なだけについ出費が増えがち。「子供のこととなると、お金に糸目をつけない親や祖父母は多いですが、ここでも予算をしっかり守りましょう」(ファイナンシャルプランナーの二宮清子さん)。写真館で撮影をするなら、データだけ買って自分でプリントした方が安く済み、年賀状にも転用できる。

●レジャー
 使いすぎを防ぐため、予算を組むこと。「エンターテインメント施設に行く場合は、前売りチケットを金券ショップやメルマガなどで安く入手して。施設内の飲食店は割高なので、お弁当は必携」(節約アドバイザーの丸山晴美さん)

●おせち、お歳暮、クリスマスケーキの予約
 おせち、お歳暮、クリスマスケーキなど、年末に必要なパーティー食材は、早割が使える11月中に予約を。「ネット通販やスーパーは、割引率が高くて狙い目。よく行くスーパーのポイントが貯まっているなら、出費の多い年末にこそ使いましょう」(丸山さん)。また、もし可能なら手作りをした方が、手間はかかるが材料費だけで安く済む。

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