生命保険文化センターの調査によると、生命保険に加入する世帯は全体の8割を超え、一世帯あたりの加入件数は3.9件。年間保険料は平均38万2000円で、40年間払い続けると、1528万円もの大金になる計算だ。
「『保険に入るのは当たり前』という考えが根強い日本では、結婚、出産、住宅購入などライフイベントを機に、保険営業マンにすすめられるがまま、特に疑問を感じることもなく“なんとなく”加入する人は多い。
安心を買う意味で保険は心強いですが、だからといって、年間38万円も費やし、家計を圧迫していたら本末転倒です。老後の資産形成を考えるなら、何千万円もの買い物を“なんとなく”で買うのはとても恐ろしいこと。毎月黙々と大金を捨てているだけかもしれません」(長尾さん)
だからこそ、どんな保険に入るべきか、あるいは入らないべきか、それぞれがしっかり吟味することが必要となってくるだろう。
※女性セブン2018年11月15日号