東京オープンとか、ロンドンとか、ニューヨークといった三大マーケットのオープン時に、突然急騰したり急落したりすることがあります。
ニュースヘッドラインを見ても、特になにかがあったわけでもなく、なにが起きているかわからず混乱することになります。実は、これは、大口のストップロスが出ていることが原因であることがほとんどです。
ビッグプレーヤーとて、人の子ですから、相場を見誤る時はあります。要は彼らが大口のポジションをカットしようとしたら、ポジションの額が大きいことから、ヘタな時間帯にロスカットしようとすると、マーケットが薄くて、自分で自分の首を絞めることになりかねません。
そこで彼らが大口のロスカットをする場として選ぶことが多いのは、流動性が高い東京、ロンドン、ニューヨークという三大マーケットのしかもマーケットに厚みがあるオープン時です。
オープン直後、相場が唐突に急謄・急落したら、この大口のロスカットが出ていると見ていいかと思っています。
この大口のロスカットが出ると、マーケットのポジションがほぼスクエア(ノーポジ)となり、半日あるいは1日くらい、相場が動かなくなることがありますので、そこは焦らずじっくりと待つことが大切です。
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