毎月決まった日をお得デーとして割引やサービスを行う店は多いが、年齢を重ねて得をするサービスも続々と登場している。せっかくお金を使うなら、お得な割引サービスを活用したい。
映画業界では、50代からシニア割引を使えるようになってきていると説明するのは節約アドバイザーの丸山晴美さん。
「これから消費税が10%に上がり、マイナス金利でお金も貯まらない今、外食や娯楽を削る人が増えています。そこで企業は、子育てが終わって時間にもお金にも余裕のある50代に来てもらいたいという思惑があるのです」
ほとんどの映画館で設定されているシニア料金だが、イオンシネマでは「ハッピー55」という名前で、55才からシニア料金になる。
「さらに、夫婦のどちらかが50才以上で適用される“夫婦50割引”があります。映画館の多くで行われていて、2人で2200円のペアチケットですから、シニア料金と同等の割引です」
そう話す丸山さんは、自動車運転免許証を返納する代わりに交付される“運転経歴証明書”で、多くのサービスを受けられるとも。
「銀行で金利がプラスされたり、ホテルが安くなったりと、各自治体がサービスに力を入れています」