旅行資金を増やしたいと考えていても、銀行預金の金利は雀の涙……。どうすればいいのだろう? そんな悩みを持つ旅好きの人に知っておいてもらいたいサービスが、「旅行積立」だ。
旅行積立とは、航空会社や大手旅行会社などが提供しているお得な旅行資金の貯蓄サービスで、払い込みの半年から数年後に、特定の利率でボーナスが付いた旅行券が受け取れるというもの。ボーナス分は、年1.5~3%相当の利率でお金が増えるよう設定している会社が多く、一括で預けた場合、5%もの高利率の会社もあり、銀行に預金するよりも断然お得だ。
旅行会社の旅行積立には、各社でかなり差があるが、どの会社も月々コツコツ積み立てる「毎月払い」と、ボーナス時などにまとまった額を預ける「一時払い」の2種類がある。たとえば日本旅行の旅行積立『ドリームプラン』の場合、毎月払い型の利率は年1.5~1.75%だが、一時払い型の利率は2年目以降2%と高利率だ。
「毎月払い型」と「一時払い型」をどう使い分ければよいか。ファイナンシャルプランナーの花輪陽子さんは、こう語る。
「毎月払い型より一時払い型の利率の方が高い傾向にあります。手元に余剰資金があるなら、一時払いで一括入金するのが最も効果的です」(花輪さん)
実際に、「3年後に100万円を積み立てる計画」でシミュレーションしてみよう。