定番のハンバーグのほかに、牛肉100%の「ビーフハンバーグステーキ」も人気だ。
「四角い形が特徴の『ビーフハンバーグステーキ』は、つなぎが使われていないので、ナイフを入れた感触が普通のハンバーグとはちょっと異なります。初めて食べる人は少々戸惑うかも知れません。しかし、そんな“牛肉感”の強い食感と味わいこそが大きな魅力であり、『ビーフハンバーグステーキ』は大人気メニューになっています。また、ペレットと呼ばれる熱した焼き石がついてくるので、そこにハンバーグを押し当てて、好みの焼き加減にして食べるのが定番です」(小浦氏)
この「ビーフハンバーグステーキ(180g)」も価格は690円だ。
「ドリンクバーがついたハンバーグ定食を税込み1200円弱で食べられるという意味では、かなりリーズナブルな価格設定だと思います」(小浦氏)
ドラえもんとコラボ、子供向けメニューも充実
ハンバーグ系がメインとなっているココスだが、それ以外のメニューも豊富だ。フライやチキンなどのグリル系のほか、パスタや和食の定食メニューも多数。さらに、キッズ向けのメニューが多いという特徴もある。2人の子供を持つ女性Bさんは、よく子供と一緒にココスに行くという。
「子供向けメニューが何種類もあるので、小さな子供でも毎回楽しんでいます。ドラえもんとコラボをしていて、子供向けメニューのお皿にドラえもんのイラストが入っているのも高ポイントです。『おこさまパンケーキ』(390円)にはチューブタイプのチョコソースがついていて、それでパンケーキにお絵かきができるということで、子供も喜んでいます」
ドリンクバーにも「キッズキャラメルラテ」「キッズいちごラテ」『キッズココア」といったように、子供向けのメニューが揃っている。さらにはこんなサービスも。
「私が行くお店では、無料で利用できるドラえもんの塗り絵用の紙と色鉛筆があって、子供は毎回のように塗り絵を楽しんでいます。子供をすごく意識した店作りになっているので、気がねなく子供を連れていけるのが、本当に助かります」(Bさん)
まさに“ファミリー”レストランを体現するココス。そこに根強い人気の秘密があるということなのかもしれない。