ここから読み取れるのは、バフェット氏は金融セクターの株価が大きく下落するような金融危機については全く想定していないということだ。株式運用において、アップルが断トツのトップを占める点、強烈な集中投資を行っている点などを考え合わせると、バフェット氏は市場見通しに超強気ということになる。はたしてバフェット氏の見立て通りに市場は推移するのか。
文■田代尚機(たしろ・なおき):1958年生まれ。大和総研で北京駐在アナリストとして活躍後、内藤証券中国部長に。現在は中国株ビジネスのコンサルティングなどを行うTS・チャイナ・リサーチ代表。メルマガ「田代尚機のマスコミが伝えない中国経済、中国株」(https://foomii.com/00126/)、ブログ「中国株なら俺に聞け!!」(http://www.trade-trade.jp/blog/tashiro/)も展開中。