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日本電産 (6594):長期的な成長を期待できる企業だが、まずは株価の調整完了を待ちたい

日本電産 (6594) 市場平均予想

tomatsu0824

企業概要

精密小型モータで世界No.1.の総合モータメーカーです。精密小型から超大型までの各種モータ、さらにはモータ周辺機器、応用製品である機器装置や電子光学部品などへ製品ラインアップを拡大し、IT市場関連の他、家電製品や自動車、OA機器、産業機器、環境エネルギーなど幅広い分野で事業展開しています。

世界33ヵ国グループ会社数233社に及ぶグローバルネットワークを構築しており、アジア・欧州・米国で開発・生産・販売を行っています。量産はタイ、フィリピン、中国の3カ国体制でリスク分散を図るとともに、最近ではアルミ鋳造から加工、モータ完成までの一環生産ラインの構築でQCDS(Quality、Cost、Delivery、Service)の改善にも注力しています。

注目ポイント

デジタルコンテンツの増加に伴い、スマホ・タブレット端末等の高容量化、高機能化の進展によりHDD用モータ需要が拡大する事、自動車の高付加価値化・電装化による車載用モータの需要増などが見込まれます。そしてマーケットのビッグテーマでもあるIoT市場の拡大、さらに成長が始まったばかりのハプティック市場と、同社を取り巻く事業環境は、成長の余地が大きいと言えます。

加えて、同社はМ&Aを積極的に行い、各分野でのプレゼンスを高めています。

重点成長分野に位置付けている車載用であれば、モジュール化を進め採算性の向上を目指すとともに、需要が高まっている技術をカバーしています。同社が持つ技術に加え、未参入分野におけるトップクラスメーカーを買収し、技術力の向上を実現し、高付加価値製品の創出を可能とすることで競争力としています。

このような事業環境を背景に、中長期的な成長が期待できると思います。

株価の方は、ここまで50日移動平均線と200日移動平均線をサポートラインとして堅調に上昇してきましたが、世界的なリスクオフ志向の高まりによって株価は急激に調整しています。長期的に有望とは言え、目先は調整局面が続きそうです。まずは200日移動平均線で下げ止まるかどうかを確認し、再び上昇基調に転じられたと確認できたところから買っていっても良いでしょう。

※日本電産 (6594)は日本株通信のファンダメンタルトップ50銘柄でご紹介した銘柄です。最新の推奨銘柄を知りたい方は是非、日本株通信にご登録下さい。
日本株通信

参考記事:日経平均は軟調でも好調なベストバイ50銘柄

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