例えば、年初からの下落を受けて「開幕10試合で1勝9敗」「監督更迭の危機」などのつぶやきが登場。前場が好調で後場で失速した日には「中継ぎ大炎上」、寄り付きで株価が天井をつけその後下落が続いて終わると「初回ビッグイニングもダラダラ失点して負け」などと指摘される。
どうも基本的に弱いチームと認識されているようで、1月22日に941円上昇した日でも、場中は「日経ヘイキンズにとって+500円は僅差」「大量リードがあるのにこの不安感w」などとつぶやかれた。そんな弱小チームにとって待望の「大型補強」となったのが、1月29日に発表された日銀の「マイナス金利」導入で、ここからの巻き返しを期待する声は大きい。
なお、「日経ヘイキンズ」の主要メンバーには、エースがトヨタで4番はファストリテイリング(ユニクロ)など、構成銘柄の中でも比重の大きい大企業が名を連ねているようだ。
ちなみにスポーツと株価はまったく無関係のものではない。その相関について、ある市場関係者はこう語る。
「たとえば1997年にサッカー日本代表がW杯初出場を決めた翌日、この日は北海道拓殖銀行の経営破綻が発表されたにもかかわらず日経平均は1200円も上昇しました。人々のマインドが景気や株価を左右する側面は確実にあり、特に国民の注目度の高い人気スポーツの結果は株価に影響を与えやすいといえます」