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ひとり老後に必要な資金は「最低2500万円」、どう用意するか

パート主婦は「つみたてNISA」の活用を

 この予算を踏まえて、今からできることは何か。

「健康維持と、できるだけ長く働く覚悟を持つことです。70才までは働き、その後もできれば月4万~5万円の赤字は労働収入で補填します。健康で働ける時間を長くして、貯蓄を取り崩す期間をできるだけ減らすのです」

 加えて、元手を増やす投資も選択肢に入れたい。これは男性だけでなく、女性でも実践可能だ。

「例えば、現在夫の扶養に入っているパート主婦なら、『つみたてNISA』で月3万3000円を毎月20年間積み立てていきます」

 そうすると、元本が減るリスクはあるものの、仮に利回り3%で運用できたら約1000万円になることも。「つみたてNISA」の加入には年齢制限がないので、55才から始めても75才まで続けられ、必要な時に取り崩せる。

 夫の扶養に入らず自力で稼いでいる人は、55才前であれば、60才まで積み立てられる「iDeCo」(個人型確定拠出年金)に加入して限度額いっぱいに積み立て、さらに余裕があれば「つみたてNISA」も活用するのがおすすめだという。あらゆる手段を駆使しながら、老後資金を用意したい。

※女性セブン2018年12月13日号

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