そして、極めて割安な水準で仕込むことができれば、ローン返済や諸経費を支払ったとしても、それを大きく上回る家賃収入によって、投資した自己資金に対し年率20%以上の利回りが期待できます。実際、私の知るお金持ちは、不動産投資による年率リターンは、30%以上が当たり前という考えです。
これ以上安くならないのではないかという局面で仕込むことで値下がりリスクは小さくなりますし、仮に不動産価格が下がれば、相対的な利回りは上昇するわけですから、年率20%超という平均以上のリターンは十分に期待できます。
もちろん年収500万円の家計で、不動産投資をすべて現金で賄うのは至難の業でしょう。当然、ローンを組むことになりますが、それにはある程度の頭金が必要です。そのためには、後述するように、景気がいい時に国際分散投資でコツコツと頭金を貯める。頭金はお金持ちという“壁”の向こう側に行くためのチケット。それを手に入れて初めて高いリターンを狙えるわけです。
(連載「お金持ちの方程式」より抜粋)
※マネーポスト2014年春号