いよいよ年末。2018年のNISA(少額投資非課税制度)の枠が余っている投資家は、継続的に株主優待を受け取ることができる優待株投資を検討するのはいかがだろうか。12月は権利獲得できる銘柄も多く、特に飲食店で現金同様に使える食事券の優待が充実している。30万円程度の資金で狙える注目5銘柄を紹介しよう(以下、株価は12月上旬現在)。
不動の人気を誇るのが、ファミリーレストラン最大手のすかいらーく(3197)だ。ガスやジョナサンなどのほか、「しゃぶ葉」など傘下のニラックスのレストランでも使える。2017年から低迷が続いていた株価は2018年秋から上昇相場入りし、年初来高値を突破するなど勢いもある銘柄だ。
【すかいらーく(3197)】自社店舗で使える優待食事券……100株以上300株未満:3000円分 300株以上500株未満:同1万1000円(6月は9000円分)500株以上1000株未満:同1万8000円分(6月は1万5000円)1000株以上:同3万6000円分(6月は3万3000円)(権利確定日:12月末、6月末、年2回)
優待利回りでお得なのはきちりホールディングス(3082)。モダンな和食専門店「KICHIRI」や「いしがまやハンバーグ」などを展開している。8万円程度の投資で3000円分の食事券が贈られるので、家族で1単元ずつ保有するような投資もお得感がある。
【きちりホールディングス(3082)】自社店舗で使える優待食事券……100株以上500株未満:3000円分 500株以上:9000円分(権利確定日:12月末、年1回)
スイーツ好きは不二家(2211)に注目したい。不二家レストランでの飲食や、洋菓子店「不二家」での買い物に使える優待券が贈られる。1単元の優待額は3000円分で、洋菓子やケーキを買うとかなり量が買えるので満足感たっぷりだ。同社はお菓子を詰め合わせた株主総会のお土産も個人株主の人気を博している。
【不二家(2211)】自社店舗で使える優待券……100株以上500株未満:3000円分 500株以上1000株未満:4000円分 1000株以上:6000円分(権利確定日:12月末、年1回)