2020年の東京オリンピック、2025年の大阪万博と、国際的なイベントが控えるなか、日本株の長期的な推移はどうなっていくのか。カリスマ主婦トレーダーとして知られる池辺雪子さんが、2019年以降の日本株の長期的な見通しについて解説する。
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2025年に大阪万博が開催されることが決定いたしました。私は過去、東京オリンピック(1964年)と大阪万博(1970年)に足を運び、その会場を生で見ておりますが、再び東京オリンピックと大阪万博が開催されるということで感慨深いものがあります。
また、「経済効果2兆円」とも見積もられているように、経済的な観点から見ても、世界的な大イベントを日本に呼び込めたことでプラスの影響がもたらされることが想定されます。
万博開催に伴い、建設業の受注増や、海外からの来場者による宿泊や食事、買い物などの消費増も見込めますので、オリンピックと同じように日本経済にとって大きなメリットとなるでしょう。
日経平均は2020~2021年に押し目を形成か
では本題です。東京オリンピックや大阪万博などの大イベントを控えて、日経平均株価は長期的にどう推移していくのか、その相場観についてお伝えいたします。