中川淳一郎のビールと仕事がある幸せ

転職・異動後、古巣に禍根を残す「配慮がちょっと足りない人々」

 また、異動の場合は、前々から花形部署への転籍を希望していた人間のその願いが叶った場合、途端に現部署の仕事を疎かにしてしまう例もあります。某マスコミ企業で営業からクリエイティブ関連の部署に異動することが決まったC氏は、異動が決まった直後からすでに次の部署に心が動いてしまったのか、引継ぎをおろそかにしたうえで早々に新部署の人のところに入り浸るようになってしまいました。

 これに加え、もう一つ不評だったのが、営業の場合は原則スーツなのですが、異動前からラフな格好になり、「あと数週間の話なのになんで営業マン然とできないのだ……」とぼやかれる次第です。

 いずれの人物も壊滅的に悪いことをしたわけではないのですが、「ちょっとした配慮」ができていないため不評を買ってしまいました。これから異動や転職をする人が心がけるべきは「新天地の人を大事にする以前に、古巣の人から気持ちよく見送ってもらえるようにしよう」ということです。残った人を不快にさせると、いつどこで讒言をされて立場が悪くなるかを心配しなくてはなりません。

 それにしてもBCCの一斉送信転職報告メールの「本来は直接お伝えすべきところですが、メールにて失礼します」って表現はなんなのですかね。別にメールでもまったく失礼ではありません。しかしながら、名刺交換をしたことがある程度の人にもアレは送られることが多く、「誰だったかなぁ……?」ということがしょっちゅうあるのが困りものです。

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