カリスマトレーダー池辺雪子 億の極意

日経225の相場観 年々増加する配当金との相関から考える

年末にかけて24,000円台の水準まで上昇する可能性も

 12月に入ってからも日経225が下落する場面があり、「また下落するのではないだろうか」と心配されている方も多いかと思います。「いよいよ下落トレンド入りか」と不安になっている方もいらっしゃるでしょう。

 しかし私としては、日本企業の現状から言って、日経225が今の段階で長期下落トレンド入りすることも理屈に合わないと考えています。

 チャート的に言っても、直近で長期的下げトレンド入りするようなサインは見られません。今年3月26日につけた20,369円の安値(くりっく株)をもし割り込んできたら、注意が必要だと言えますが、現状そのような状況にはなっていません。

 加えて、日銀の買い支えもあります。日銀は12月に入り、連日のように703億円規模のETF(上場投資信託)購入を実施しています。「よっぽど株価を下げたくないのだろうな」という意志を感じますし、今後も買い支えは継続されるでしょう。

 以上のことなどを根拠に私の相場観をお伝えすると、年末にかけて日経225は上昇し、23,000円台もしくは24,000円台あたりの水準で2018年を終えることを現段階で想定しています。もし年内にさほど上げなかったとしても年明けに上昇が見られるものと考えています。

【PROFILE】池辺雪子(いけべ・ゆきこ):東京都在住の主婦。若い頃から株や商品先物投資を学び、2000年からFX投資を始め、これまでに8億円以上の利益をあげている敏腕トレーダー。2007年春、脱税の容疑で起訴、同年夏、執行猶予刑が確定。その結果、所得税、延滞税、重加算税、住民税、罰金(約5億円)を全て即金で支払う。2010年9月に執行猶予が満了。現在は自らの経験をもとに投資、納税に関するセミナー、執筆活動を行っている。トルコリラ/円、ドル/円、他通貨、日経平均株価などの値動きに関する詳細な分析を展開する「池辺雪子公式メルマガ」も発信中(http://yukikov.jp/)。

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