過去の北島が紅白で歌った楽曲を振り返ると、バブル経済の崩壊が鮮明になった1992年と、東日本大震災があった2011年の紅白で歌われた『帰ろかな』は、故郷を想うしみじみとした楽曲である。
北島の紅白出演の発表とほぼ同時期に、2012年12月起点とする景気回復の長さが高度経済成長期の「いざなぎ景気」を超え、戦後2番目に長い景気回復となったと発表された。これが2019年1月まで継続すれば戦後最長となる。御年82歳のサブちゃんにはぜひともド派手なステージに大漁旗をたなびかせ、高齢化に悩む日本経済を元気づけてほしいものだ。
文■森田悦子(ファイナンシャルプランナー/ライター)