「誘っていただくのは本当にありがたいのですが、行けないんです……」
そう語っていたAさんは、首を吊って亡くなりました。その時にようやく職場の人は鬱病の恐ろしさを知るとともに「グータラ病」扱いをしていたことを後悔したのでした。
Aさん程、症状が重くはないものの、同様に鬱病を患う男性・Bさんは、鬱病が自殺に繋がる病気であることを知りつつも、「でも私は絶対に自殺はしない」と宣言をしています。私に対してはキツい胸の内や、仕事を失ったことの辛さを語ってくれました。彼自身、かつて仕事で活躍した時期があったことを自信の根拠とし、復活の日を待っています。
彼が「鬱病の症状を理解してくれるあなたのような人が増えれば私達はより生きやすくなる」と述べていたのが印象的です。