最も身近にある“資産”、それが財布の中のポイントカードである。塵も積もれば侮れない額になる。が、油断していると期限切れに……よくある話だ。ポイントカードのほとんど全てに有効期限が設定されており、“貯めていたにもかかわらず失効させてしまった経験がある”という人も少なくないだろう。
こうした期限切れを防ぐにはどうすればいいのか。経済ジャーナリスト・荻原博子氏が、自身も行なっているという“失効対策”をこう解説する。
「第一に、貯まったポイントをこまめに使うこと。『もらったポイントは次の買い物の時に必ず使う』といったルールを決めておくといいでしょう。
また、ポイントカードが増えるとそれぞれに貯まっているポイントの把握も難しくなるので、ノートや手帳などにメモしておくのもいい。あらかじめ持っているカードをリストにしておいて、そのカードを使った時に、レシートに記載されている残高をその横にメモする。クレジットカードは、1枚に絞れば管理が楽になります」(荻原氏)
有効期限は、ほとんどの場合カードの裏に書いてある「フリーダイヤル」に問い合わせれば判明する。3つめの失効対策として期限が近づいている分は、忘れないうちに「有効期限がない」ものに交換しておくと安心だ。
「有効期限のないギフトカードに交換できるものも少なくありません」(荻原氏)
せっかく貯めたポイントが泡と消えないように注意したい。
※週刊ポスト2018年12月21日号