「フィンビー」には、おつり貯金のほか、「歩数貯金」というユニークなサービスもある。たとえば1日5000歩歩いたら500円貯金というように、目標歩数と金額を設定し、その歩数を達成したら貯金に回すことができる。
運動不足を解消でき、目標も達成して貯金できるとモチベーションも上がる。東京都在住の50代主婦Bさんが話す。
「夫に『昔は細かった』と嫌みを言われるたびに一念発起するのですが、なかなか続きませんでした。でも、歩数貯金ならやる気が出るし、貯まったお金はヘソクリにもできる。私にとってこんなに都合のいいものはありません」
家計簿がつけられたりおつりで投資も
おつりを貯金しながら、家計の管理ができる、「しらたま」というアプリもある。
「クレジットカードと銀行口座を登録して使うなど、おつりを貯める仕組みはフィンビーとほぼ同じですが、しらたまは、家計簿アプリの『マネーフォワード』と連携して使うのが特徴です。マネーフォワードは、銀行やカードを登録するだけで、細かく情報を取得してくれる。フィンビーより綿密に管理したい人におすすめです」(関口さん)
日々のがまんがお金になる、“つもり貯金”の「GAMAN」は、コーヒー代やコンビニのお菓子など、ついやってしまう小さな無駄遣いを、“買ったつもり”として貯金していく、ありそうでなかったアプリだ。
フィンビーやしらたまと異なり、GAMANは物理的に貯金するわけではない。あくまでアプリ上での「貯金」で、銀行口座との連携も必要ない。そのため敷居が低く、始めやすい。