平日昼間から1人焼肉を堪能
次に調査したのは都内のB店。古びた雑居ビルの2階にあるこぢんまりとしたお店だが、店内はとてもきれい。カウンターもあるので、“1人焼肉”も楽しめそうなお店だ。
このB店では、「和牛切落しカルビ定食」や「ハラミ定食」が1000円で提供されている。それぞれ、スープ、キムチ、もやしナムル、韓国のりが前菜として出され、ごはんは大盛り無料となっている。B店をよく利用するという30代の会社員の女性はこう話す。
「ボリュームがすごいわけではないですが、前菜も豊富で、とてもバランスがいいんですよ。黒毛和牛A4、A5を使用している『和牛切落しカルビ定食』なんて、脂身たっぷり。ただ、ランチタイムだと脂身がありすぎて胃がもたれ気味になってしまうこともあるので、個人的には『ハラミ定食』を食べることが多いです。基本的に1人で行って、カウンターで食べます。気楽に平日の昼から焼肉を楽しめるのは本当に助かります」
日替わりのホルモンを800円で
続いて、都内のC店のランチを調査した。こちらは、都内の人気エリアの商店街にあるカウンター10席ほどのかなり小さなお店だ。「カルビクッパ定食」(750円)、和牛を使った「牛丼」(800円)、同じく和牛を使った「ビーフカレー」(1000円)などのほか、「ホルモン定食」(800円)、「和牛焼肉定食」(1500円)などのランチメニューがある。C店の常連だという40代の会社員の男性が、この店のランチメニューの魅力を語る。
「お店としては、ランチタイムではカレーや牛丼を推しているようですが、個人的には800円のホルモン定食が最強。キムチとナムル、スープが付いて、ご飯はおかわり自由です。そして、なんといってもホルモンの量がたっぷり。ホルモンは日替わりで4種出てくるんですが、それぞれ5切れ以上あり、焼肉の量としては十分だと思います。ちなみに、タンやタンシタ、ハツなどがよく出るんですが、ランチタイムということもあって、比較的クセがないホルモンが多いのもうれしいですね」