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サビ、ハモる、アコギ、MC… ライブでよく使う音楽用語の語源は?

【ハモる】
 これもご存じの方は多そうですが、「ハモる」の「ハモ」は、ハーモニー(調和)のこと。これが動詞化し、複数の音を声で奏でることをハモると言うようになりました。ポイントは、「複数で歌うこと」ではなく、「複数で複数の音を歌うこと」だということ。どれだけ大勢の人間が一斉に歌っても、全員が同じメロディーを歌うのは「ハモる」とは言いません。

例文:「アンコールで3人がキレイにハモるところで鳥肌立ったわ」

【インスト】
 ライブで一番目立つのはボーカルですが、それもバックの演奏陣あってのこと。「ボーカルを休ませるため」というのは半ば冗談、半ば事実ですが、2時間近くのライブの中では、「ボーカル抜きの曲」をやるバンドも少なくありません。こういった曲を、「インストゥルメンタル(=楽器の)」を略し、「インスト(曲)」と呼びます。これが一人ひとりになると、インストではなく「ギターソロ」「ドラムソロ」と呼ばれます。ただ、「インストアイベント」のことを「インスト」と呼ぶ人もいるので、お間違えの無いように。

例文:「中盤のインストの曲で一瞬、寝そうになっちゃってさ……」

【アコギ】
 ロックバンドでは欠かすことの出来ない楽器がエレキギターですが、曲によってはアコースティックギターが使われることもあり、長いので「アコギ」と呼ばれます。細かく言えば、アコギに見えるものの、電気を使う「エレクトリック・アコースティックギター(=エレアコ)」なるものもありますが、「エレキでないギター」が出てきたらほとんど「アコギ」だと思ってOKかもしれません。バラード曲と親和性が高く、ポイントとなるパターンは多いです。

例文:「アコギが出てきた時点でめっちゃ興奮したよ~」

【SE】
 一般的に「SE」と言えばシステムエンジニアのことですが、ライブで「SE」と言えば「Sound Effect=効果音」のこと。メンバーの登場前やアンコールでの登場時、特定の曲の前などで流される効果音などのことをこう呼びます。

例文:「オープニングでSEが流れた瞬間、超テンション上がったよ」

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