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1割負担の後期高齢者の医療・介護費 3割負担への議論進む

 ましてやそれより若い年金70歳支給や75歳支給の世代は、年金の支えがないまま医療費や介護費用を負担することになれば“年金受給前破産”の心配をしなければならない。

 そのうえ「年金増税」が控えている。2019年10月の消費税増税は年金生活者を直撃し、所得税の「公的年金等控除」を縮小して年金への課税を強化する動きも進んでいる。現在65歳以上の年金控除額は120万円、65歳未満は70万円だが、これが支給開始年齢の引き上げに合わせて「70歳までは控除70万円」に引き下げられれば、標準モデル(月額16万円)の年金受給者は税金と社会保険料の負担が年間20万円近く増える計算になる。

※週刊ポスト2019年1月1・4日号

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